公益財団法人　京都高度技術研究所　理事長　西本 清一

公益財団法人　京都高度技術研究所（ASTEM）が整備・運営する初めての研究開発拠点「京都市成長産業創造センター」が、京都市伏見区の「らくなん進都」にオープンしました。経済産業省からご指導を頂くとともに、京都市と連携し、京都大学、京都工芸繊維大学をはじめとする大学や多くの共同研究を進める中で、大学の最先端技術シーズを産業界へ橋渡しすることにより、付加価値の高い高機能性化学品の事業化を目指します。ASTEMは、本センターが国際競争力のある技術の創出と地域経済の発展に貢献できるよう、最大限の努力を注いでまいります。

センター長　平尾　一之（京都大学名誉教授・京大ナノテクノロジーハブ拠点特任教授）

京都市成長産業創造センター・センター長を拝命しています平尾でございます。
本センターは京都市が設立し、本年ですでに5年目を迎えています。
この間スタッフの多大な尽力により、産学公が連携し、京都市の産業科学技術の進展に少なからずも貢献してきたのではないかと思われます。
これに引き続き、更なる発展を目指し、微力ではございますが全力を尽くしていきたいと考えていますので、今後ともご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。

昨今、様々なところで「イノベーションやソーシャルインパクト（社会的利益）を創り出して世の中をよくする」といった観点から経済活動を行うことが持続的社会には必須と言われています。そのためにもイノベーションを起こさせる環境をきちんと整え、提供していくことも当センターの使命のひとつと考えています。その中でもベンチャー企業や中小企業がグローバルな観点でオープンかつダイバーシティ（多様性）に活躍できるプラットホームを形成して置くことも肝要だと考えます。

京都市成長産業創造センターは京都市にある同様の機能を持つ他の施設との緊密な連携のもと、このような役割を主体的に今後も担っていきますので、よろしくお願い申し上げます。